バッテリーの関係は、しばしば夫婦に比喩される。投手(夫)と捕手(妻)との共同作業で投球や配球が成り立つことからそう言われるのであるが、これを百合ヶ丘で例えるならば、絶対的正捕手の一柳梨璃を中心とする「多夫一妻制」と見ることができる。そして百合ヶ丘でエースになることは、一柳の「パートナー」になることとも言える。
百合ヶ丘はオープン戦を戦う中で、白井夢結投手をエースとして立てているが、0勝2敗防御率4.91と十分な活躍はできていない。その状況下で、エースの称号を手にしようと躍起になっているのが楓・J・ヌーベル投手である。
ヌーベルはここまで1勝1敗防御率1.93の成績で、初登板の清澄戦では9回完封を成し遂げている。エースになるには申し分ない成績だ。
これに対し某チーム関係者は「数字を見ても明らかですわ。梨璃さんのパートナーとなるべきなのは、わ…ヌーベル投手ですわ」と話した。その一方で別のチーム関係者は「梨璃さんはわ…白井さんが落ち込んでいたときに優しく抱きしめて『お姉様は立派なエースですよ』と励ましていました。やはり梨璃さんはわt白井さんをエースと認めている様子です」と話しており、一柳梨璃のパートナーもとい百合ヶ丘のエース争いはますます紛糾しそうだ。
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