大阪美城は20日、双葉杏投手、三村かな子選手、多田李衣菜選手、高森藍子選手、橘ありす選手と来季の契約を結ばないことを発表した。
双葉は初年度こそ勝ちパターンの一角を担うも2年目に成績が急激に悪化。再起を図った今季であったが第2節の西湘戦で4点リードの最終回に登板し0.2回2失点と精彩を欠いた。その後は一度も登板機会がなく今季を終えた。
三村は強打の第2捕手として今季も途中出場が主体のシーズンとなったが打率・143、0本塁打、0打点と持ち前の打棒を見せることなく終わった。
多田は今季、正遊撃手の渋谷凛選手が不調となっていた交流戦の終盤に4試合で先発出場をするもその間は8打数1安打とレギュラーを掴めず、リーグ戦再開を前に再びベンチウォーマーとなった。先述の期間以外は代走として6試合に出場し、のべ3得点を挙げた。
高森は第1節の沼津戦で今季初安打となる二塁打を放つも、安打はこの1本のみに終わった(今季17打数1安打)。ソレイユとの交流戦を最後に一軍からも遠ざかり、ポストシーズン争いの渦中のチームがありながらも再昇格はなかった。
橘は選手のレベルアップを目的としたいわゆる“育成枠”として初年度のオフに入団した。しかし入団後の2年間は微妙なチーム状況も相まって出場機会に恵まれず、選手獲得方法の見直しによる育成枠廃止に伴って今季限りでの退団となった。
この5人のうち、コーチ契約に切り替えてチームに残留する選手はおらず、5人全員がチームを去る形となった。
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