「百合ヶ丘9-5レヴュスタ」(24日、神宮)
長らく不調だった4番に待望の一発が飛び出し、彼女を支えてきた主砲もそれに応えた。百合ヶ丘は24日のレヴュスタ戦に9-5で勝利し、オープン戦の戦績を5割に戻した。
打線が初回から爆発した。先頭の王雨嘉内野手がいきなりヒットを放つと2番・二川二水内野手も二塁打で呼応した。吉村・Thi・梅内野手が一飛に倒れ、一死2、3塁から4番・安藤鶴紗外野手がレヴュスタ先発・西條クロディーヌ投手のスプリットを捉え、第1号の3ランを放った。
さらに4回には二死2、3塁と再び好機を作ると、9番・天野天葉外野手がセンター越えの適時二塁打を打ち、さらに2点を追加。この回で西條をノックアウトさせた。
しかし、先発の田中壱投手がピリッとしない。初回、3点の援護をもらった直後にレヴュスタ打線に4安打を許し2失点。5回に二死1塁から連打を浴びてさらに1点を失ったところで降板。結局勝利投手の権利まであと1アウトが取れなかった。
今日は後を継いだ2番手・金箱弥宙投手が力投。5回の緊急登板から2イニングを投げ、6安打を許しながら粘りの投球で失点を1に留め、勝利投手となった。
金箱の力投が報われたか。7回に先頭の代打・番匠谷依奈捕手の四球を足掛かりに二死満塁のチャンスを作ると、好調の5番・ロザリンデ内野手がレヴュスタ3番手・花柳香子投手のナックルカーブをバックスクリーン左側に叩き込み、野球少女リーグ初の満塁ホームランを達成。試合を決定づけた一打になった。
この勝利でオープン戦成績を2勝2敗とした百合ヶ丘の次戦は10月31日、大洗女子とのダブルヘッダーとなる。この2試合で勝ち越せば、大洗女子を捲って2位に浮上できる。オープン戦優勝へ、まだまだ戦いは続く。
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