「清澄高校1-7大洗女子」(28日、ZOZOマリン)
本戦に不安を残す最終戦となった。清澄高校は28日、オープン戦の締めくくりとなる大洗女子戦に1-7の大敗を喫した。これにより3勝7敗得失点差-26の最下位でオープン戦を終了した。
先発した愛宕洋榎投手は3回まで1人の走者も許さない最高の立ち上がりを見せ、好調ぶりをアピールした。
好投する愛宕洋を援護したい打線は4回、先頭の清水谷龍華外野手が四球を選び出塁すると二死後、新子憧内野手も四球で出塁し二死1、2塁のチャンスとなった。しかし続く花田煌内野手が一ゴロに倒れこの好機を逸した。
その裏、先頭・近藤妙子内野手の平凡な遊ゴロを花田が悪送球したことで初めての走者を許した愛宕洋はそこから一死1、3塁のピンチを招く。このピンチで五十鈴華内野手を三振に仕留め二死となるが続く杉山清美外野手に変化球を仕留められ3ランを浴びた。その後は立ち直り愛宕洋は6回3失点(自責0)で降板した。
なんとか反撃したい打線は6回、一死から清水谷が二塁打でチャンスを作ると、ベンチは宮永咲内野手に代えてここまで12打席無安打の宮永照外野手を送り出した。この代打策が成功して適時二塁打で1点を返した。しかし後続は続かずこの1点止まりとなった。
7回からは2番手・末原恭子投手が登板したが、一死1、3塁のピンチを招くと、目下本塁打王の小山柚子内野手にまさかのスクイズをかけられ1点を失い、さらに続く近藤に適時二塁打を浴び合計2失点。課題が残る投球となった。8回には、宮崎派遣が決定している園城寺怜投手が登板したがナックルを低めに制球できず一死も取れぬまま4連打で2失点。この回は結局4番手・二条泉投手が3つのアウトを取った。
少しでも意地を見せたい打線だったが、9回に無死1、2塁のチャンスを作るも後続が続かなかった。
赤土晴絵監督は「投げる、打つ、守る。全てが課題だらけのオープン戦でした。出てきた課題を開幕までにクリアしてチーム一同本戦に臨みます」とオープン戦を総括した。
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