「新越谷3-1大洗女子」(7日、メットライフ)
エースの好投に打線が応えた。新越谷は7日、3ヶ月ぶりに帰ってきた本拠地で大洗女子と対戦し、3-1で勝利を収めた。投げては絶対的エース・武田詠深投手が7回11奪三振の力投を見せて2勝目を挙げれば、打っては武田の正妻・山崎珠姫捕手が3安打1打点、リードオフウーマン・中村希内野手と首位打者・岡田怜外野手がともに2安打1打点と活躍した。
この日の武田は立ち上がりにつまづいた。初回一死から河西忍内野手に二塁打を浴びてピンチを作ると、五十鈴華内野手に適時打を許し1点を失った。後続は打ち取り最小失点にとどめたものの、武田はオープン戦通算22イニング目にして初めて失点した。
打線は2回、先頭の大村白菊外野手の安打を皮切りに一死2、3塁の好機を作ると、山崎が同点適時打を放った。山崎はこれがオープン戦初打点となった。
2回以降武田は完全に立ち直り、大洗打線を7回までで1安打1四球無失点に抑える気迫の投球を見せた。特にこの日は伝家の宝刀「あの球」と他球種とのコンビネーションが冴え渡り初回含めて11奪三振と完全にねじ伏せた。
同点のまま迎えた7回裏、山崎が今度は先頭打者として出塁し、一死2塁から中村が適時二塁打を放ち山崎が生還して勝ち越しに成功すると、その中村も岡田の適時二塁打で生還し一挙2点を奪った。8回からは守護神・朝倉智景投手が2イニング投げ抜き、2安打無失点で締めた。
この勝利でオープン戦の戦績が7勝2敗となり、大洗女子とハチナイがオープン戦V争いから脱落してV争いは百合ヶ丘との一騎打ちとなった。優勝決定は最速で14日、百合ヶ丘が清澄高校に敗れると決まる。
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