「レヴュスタ5-9百合ヶ丘」(24日、神宮)
大炎上に大拙攻が重なった。レヴュスタは24日、連敗脱出をかけてオープン戦での本拠地最終戦となる百合ヶ丘戦に臨んだが、5-9で敗れた。これによりレヴュスタは悪夢の5連敗となり、7月10日の新越谷戦から3ヶ月以上白星から遠ざかっている。また、5敗目を喫したことでオープン戦のV逸と勝率5割以下が確定した。
この日先発の西條クロディーヌ投手は立ち上がりから連打を許すなど一死2、3塁のピンチを招くと、復調傾向にあった4番・安藤鶴紗外野手に第1号の3ランを浴びいきなり3点を失った。1点差に詰め寄った4回には四球と二塁打で二死2、3塁のピンチを背負うと、9番・天野天葉外野手に2点適時打を許し、4回5失点で降板。西條は先発の役目を果たせなかった。
7回、今度は3番手・花柳香子投手が崩れる。2四球と安打で二死満塁のピンチを招くと、5番・ロザリンデ内野手にバックスクリーン左に届く、野球少女リーグ初の満塁ホームランを浴び、1回持たず4失点となった。
頼みの打線も初回こそ石動双葉外野手の適時打に叶美空捕手の適時打が繋がって2点を奪ったが、4回以降は8回まで5イニング連続で走者を3人ずつ出しながら生還できたのは5イニングでわずか3人と全く打線がつながらず、この5イニングだけで12残塁となった。さらに初回の2残塁、3回の1残塁を加えると、レヴュスタはこの試合だけで実に15もの残塁を記録した。
レヴュスタは過去にも14安打で1点しか奪えずに敗北した試合もあり、投手力だけでなく走塁や長打力の面でも問題を抱えていると言える。リーグ制覇を目指す上で、これらの解決が喫緊の課題となるだろう。
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