清澄球団が、今オフ来季に向けてチームを大きく変革させる方針を固めたことが8日、明らかとなった。今季も最下位を独走するチームを再建するため、上層部が重い腰を上げた。
この『大変革』は首脳陣から選手まで広く行われる見込みで、赤土晴絵監督の解任も条項に含まれていた。チーム創設時から指揮を取る赤土監督だが、初年度は最後に華城に滑り込むもシーズンの大半はウィード暮らし。2年目は開幕こそ華城で迎えるも勝ち星は伸びず後半はウィードで過ごし合算成績は12球団(当時)最悪の30戦8勝と苦しんだ。新ルールで迎えた今季は再建どころかさらに低迷し、ここまで15戦でわずか2勝と凄惨な有様だ。
赤土監督が解任となった際の後任には風越女子で監督を務める久保貴子氏や一部選手とも親交のある藤田靖子氏が候補としてピックアップされているほか、現在チームでキャプテンを務める竹井久選手を現役引退させて監督とするプランまであるようだ。
また昨オフまで行わなかった戦力整理も今オフは実施する方針であり、すでに3選手が整理対象となっているほか、2選手が今後の成績次第では整理対象に追加される見込みとのことだ。戦力整理後の補強に向けても粛々と調査を進めているそうだ。
今オフの変革についてチーム上層部役員は「今の(チーム)状況で(再建策を)考えていなかったらバカだな。去年は現場が大丈夫というからこちらも大々的には動かなかったが、その結果がこれじゃね。今年は早いうちからこっち主体でビシッとやっていくから」と断言した。
凍てつくようなチーム状況の中で『氷の大ナタ』が振り下ろされる日は近い。
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