◆第4節「美城BS 3-6清澄高校」(1日、京セラ大阪)
得意の関西でまさかの完敗だった。美城BSは1日、本拠地での清澄高校戦に3-6で敗れ、本戦開幕から続いていた関西での連勝が6でストップした。打線が16安打を放ちながらわずか3得点しか奪えず、初登板の小早川紗枝投手が1回3失点と打ち込まれた。
先発の二宮飛鳥投手は立ち上がりから二死2、3塁のピンチを作る苦しい投球をしていたが2回、先頭の上重漫内野手に四球を与えると、一死2塁から3本の適時打を含む4連打を浴びて3点を先制された。
追いつきたい打線はその裏、神崎蘭子外野手と島村卯月内野手の連打で一死1、2塁の好機を作るも後続が倒れて活かせなかった。その後4回と6回にも1、2塁の好機を作ったが、ともに活かせなかった。
2回に3点を失った二宮は3回以降尻上がりに調子を上げ、5回に初めて三者凡退に抑えたところで降板した。5回7安打3奪三振2四球3失点の内容だった。
6回からは2番手・佐久間まゆ投手が登板。前回は東京で2被弾したが今回は2回を無安打無失点で抑え清澄の流れを止めた。反撃したい打線は7回、この日4度目となる1、2塁の好機を作ると、北条加蓮外野手の適時打で1点を返した。
しかし直後の8回、3番手・小早川が登板すると、一死から4連打を浴びて2点を奪われた上、三振を挟んでさらに適時打を許した。この試合が小早川の初登板であったが1回3失点とほろ苦デビューとなった。
それでも打線はその裏、3連打で無死満塁の好機を作ると、初スタメン・前川みく内野手の犠飛と神谷奈緒内野手の適時打で2点を返し3-6とした。しかし後続が倒れこれ以上の反撃はできなかった。
姫川友紀監督は試合後、「今日はキツかったね」とだけ言い残し、ロッカールームに戻った。
第2試合で2位の百合ヶ丘が勝利したことで百合ヶ丘との勝ち点差が無くなったため、次戦(百合ヶ丘戦)に敗れれば第1節以来死守した首位の座から陥落することになる。シンデレラの底力で百合ヶ丘を食い止め、首位をキープしてもらいたい。
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