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【美城】球団最多21安打10得点で甲子園杯全勝‼︎出場野手全員安打で大野完全攻略‼︎


◆第7節「美城BS 10-4新越谷」(21日、甲子園)


 球団史上最大の猛攻で全勝締めや!甲子園杯全勝がかかる美城BSは21日、甲子園杯最終戦となる新越谷戦に10-4で大勝し、今季初の節内全勝とともに甲子園杯全勝も決めた。打線が序盤から猛攻を見せ4回で相手先発をノックアウトさせると、その後も打線が繋がって終わってみれば球団最多となる21安打10得点を挙げた。


 猛攻は2回、二死からアナスタシア外野手が内野安打をもぎ取ったところから始まった。続く小日向美穂内野手が右翼線にポトリと落とす技アリの二塁打で2、3塁とすると、神谷奈緒捕手と北条加蓮外野手が連続で適時打を放ち2点を先制した。


 さらに4回にはアナスタシアの二塁打と神谷の安打で作った一死1、3塁から北条がこの日2打点目となる適時二塁打を放つと、二死からブルーム首位打者・神崎蘭子外野手が適時打を放ち、新越谷先発・大野彩優美投手をノックアウトさせた。さらにその後新田美波外野手、五十嵐響子内野手、島村卯月内野手にも適時打が飛び出し、4者連続適時打などでこの回一挙5点を奪った。


 先発の二宮飛鳥投手は初回の二死1、3塁のピンチを切り抜けると、2回3回は立ち直り新越谷打線に2塁も踏ませなかった。しかし2点リードの4回、二死から大村白菊外野手に1号ソロを浴びると、6点リードの5回には二死3塁から菊坂胡蝶外野手に高めの変化球をバックスクリーンまで弾丸ライナーで運ばれ2点を失った。結局二宮は5回6安打2被本塁打3失点の内容で降板した。


 星城旗打線は止まらない。5回裏、先頭の小日向が二塁打を放ち二死3塁から日野が甲子園初安打となる適時打で1点を加えると、7回には二死2、3塁から神崎にも適時打が飛び出した。8回には一死1塁からアナスタシアが中安を放つと、岡田怜中堅手が打球を後逸。島村が1塁から一気にホームまで駆け抜け10点目を奪った(記録は適時二塁打)。


 二宮の後を受けた2番手・小早川紗枝投手は6回に二死2、3塁から山崎珠姫捕手に適時打を許したが後続を断ち、結局2回1失点だった。8回からは3番手・佐久間まゆ投手が登板し、新越谷の下位打線を2回無安打無失点に抑える好投を見せた。


 姫川友紀監督は試合後のインタビューで、「今日は打線がホントによく繋がったね!左の大野投手から左3人(アナスタシア、小日向、神谷)と加蓮ちゃんで得点できたのが大きかったかな」とこの日の猛攻を分析した。二宮については、「2発打たれたのは反省点だけど全体的には良かったと思うよ」と評価した。


 これで美城は甲子園杯を3戦全勝、文句なしのトップ賞で終え、首位・百合ヶ丘に勝ち点差6まで迫った。このまま連勝を伸ばし、百合ヶ丘に肉薄してもらいたい。

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