「美城BS 7-1バンドリ」(20日、ほっと神戸)
因縁の神戸でお披露目戦敗戦の雪辱を果たした。美城ブレイブスターズは20日、お披露目戦以来3ヶ月半ぶりとなるバンドリ戦(ほっと神戸)で球団記録となる17安打の猛攻を見せ、7-1で勝利した。神戸で2-5で敗れたお披露目戦の雪辱を同じ神戸で果たしてみせた。
先発の白坂小梅投手は初回、二死から連打で1、2塁のピンチを招くと、氷川紗夜捕手に適時打を浴び先制を許した。年始の百合ヶ丘戦では完璧な立ち上がりを見せていた白坂だったが、今回は不安を残した。
打線は直後の2回、一死から高森藍子外野手が二塁打を放ちチャンスを作ると、神谷奈緒捕手は倒れるものの続く小日向美穂内野手が適時二塁打を放ちすぐさま同点に追いついた。
同点に追いついてもらった白坂は2回以降立ち直り、走者は許しながらも3塁を踏ませぬ粘投で5回80球7安打4奪三振1失点と先発の役目を果たした。
粘る白坂を援護したい打線は5回、先頭の日野茜外野手が二塁打で出塁すると北条加蓮外野手も続き無死1、3塁の好機を作った。この場面で島村卯月内野手が犠飛を決めて勝ち越し点を奪うと、二死1、2塁となって高森が適時打を放ち3-1とリードを広げた。さらに7回には、一死から連打で1、2塁とすると高森、神谷の連続適時打で2点を追加した。
6回から登板していた2番手・佐久間まゆ投手は7回、牛込りみ内野手に本戦初安打を許すも続く山吹沙綾外野手を併殺に打ち取り、ピンチの芽を摘んだ。
首位浮上の目が見えた打線は9回、五十嵐響子内野手がバンドリ3番手・湊友希那投手のナックルを捉えて待望の本戦初アーチを放つと、無死2塁から高森がこの日3度目の適時打を放ち7-1と大きく突き放した。9回裏は前の回から登板していた高垣楓兼任コーチが一死1、2塁のピンチを背負うも後続を連続三振に斬り勝点6得失点差+6で首位浮上に成功した。
姫川友紀監督は試合後のインタビューで「痺れる勝利もいいけど、投打がっちりの勝利もまた格別だね」と上機嫌に話した。17安打の打線については「ここまで打った試合も初めてじゃないかな?この調子で頑張ってほしいね」とコメントした。
第1節を首位で終えた美城BSは次戦、入れ替え戦の勝利チームとの対戦となる。連勝でVロードを驀進していただきたい。
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