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【美城】島村お待たせ2号ソロで難敵ヌーベル撃破!白坂6回途中無失点で半年ぶり白星!


◆第7節「美城BS 5-1百合ヶ丘」(14日、甲子園)


 難攻不落の敵エースを撃破した。美城BSは14日、甲子園杯第2戦となる百合ヶ丘との直接対決に5-1で勝利し、自力優勝消滅を免れた。百合ヶ丘先発は防御率0.38(試合前)の超難敵であったが、白坂小梅投手の粘りと島村卯月内野手の5ヶ月ぶりとなる2号ソロで勢いづいた打線がうまく噛み合った。


 先発の白坂は立ち上がりに二死から連打を浴び1、3塁のピンチを招いたが、安藤鶴紗外野手を遊ゴロに打ち取り先制のピンチを切り抜けた。2回以降は立ち直り、4回まで四球1つのみに抑えた。


 打線は3回に神谷奈緒捕手の二塁打とと北条加蓮外野手の敵失で無死1、2塁の先制機を作ったが上位打線がそれを活かせず機を逸した。それでも続く4回、一死から島村が外角高めのスローカーブを強引に左翼席に引っ張り込む2号ソロを放って先制すると、その後アナスタシア外野手と小日向美穂内野手の連打で二死1、2塁と追加点の好機を作り、北条がしぶとく右前に適時打を放って2点目を奪った。


 白坂は5回、内田眞悠理外野手の安打から一死1、3塁のピンチを迎えた。長打で同点まであり得る場面であったが、王雨嘉内野手を見逃し三振に抑えると、続く二川二水内野手も左飛に抑え、無失点で切り抜けてみせた。


 中押しが欲しい打線は6回、小日向と神谷の連打で百合ヶ丘2番手・倉又雪陽投手から一死2、3塁の好機を作ると北条がすかさず犠飛を放ち貴重な追加点を奪った。


 3点の援護をもらった白坂は本戦初の6回のマウンドに立つも、先頭の妹島広夢内野手に安打を許し、続く吉村・Thi・梅内野手を一飛に打ち取ったところで降板した。5.1回107球5安打無失点の力投であった。


 2番手で登板した小早川紗枝投手は6回を無失点に抑えるも回またぎの7回、二死1、3塁のピンチを招くと、妹島に適時打を許し1点を返されたところで降板した。小早川が取り損ねたあと一死は3番手・城ヶ崎莉嘉投手が奪った。


 少し百合ヶ丘に傾きかけた流れを引き戻したのは9回、北条と神崎蘭子外野手の安打で二死1、2塁とすると、新田美波外野手の二ゴロを二川二水二塁手が後逸。その間に二走・北条が生還し1点を加えた。さらに続く五十嵐の中安で二走・神崎も生還しこの回2点を奪った。


 4点リードとなった9回裏は5番手・佐久間まゆ投手が三者凡退に抑え直接対決を制した。


 姫川友紀監督は試合後、「あのヌーベル投手相手に競り勝てたのは非常に大きいね」とコメント。先制ソロの島村については、「引っ張るのが難しいコースだったと思うけど、浜風も頭に入れてか半ば強引に引っ張ってたね」と分析した。6回途中無失点の白坂については、「相手も狙いをフォークに絞っていただろうけど、高低内外うまく投げ分けられて誘い出せてたね」と話した。


 これで美城は甲子園杯勝ち越しを決め、百合ヶ丘との勝ち点差を9とした。また百合ヶ丘との対戦成績が5勝2敗となったため、対百合ヶ丘5割以上も確定した。甲子園杯全勝も視野に入った次週は新越谷戦。最近2節は新越谷に連敗しているだけにここで連敗を止めておきたいところだ。

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