◆第10節「美城BS 3-0百合ヶ丘」(6日、横浜)
ようやくハマスタで白星を挙げた。美城BSは6日、ハマスタ最終戦となる百合ヶ丘戦に3-0で勝利しこのカードの今季勝ち越しを決めた。先発の二宮飛鳥投手が7回途中2安打無失点と好投し、打線も2発のソロで二宮を援護した。
この日の二宮は立ち上がりから安定していた。さまざまな持ち球を徹底した低め意識で投げ込み凡打の山を築き上げた。3回に天野天葉外野手に安打を、6回に番匠谷依奈捕手に四球を許したものの連打は許さず、7回に一死1塁から安藤鶴紗外野手を中飛に打ち取ったところで降板した。これにより二宮は今季の投球回が33.1回となり美城2人目の規定投球回到達者となった。
打線は初回、一死から新田美波外野手が1号ソロを放ち先制すると小日向美穂内野手が二塁打を放ち好機を作った。しかし打点Q争いを演じる五十嵐響子内野手が三ゴロに倒れると、島村卯月内野手も三ゴロに倒れた。5回には、第4節以来のスタメン出場となった前川みく内野手が左翼席への1号ソロを放ち2点目を奪うと、8回には第3節以来のスタメン出場となった多田李衣菜内野手の二塁打から一死3塁とし新田の内野ゴロの間に3点目を奪った。
二宮降板後は高垣楓投手兼任コーチが7回を締めると8回はここまで失点のない城ヶ崎莉嘉投手が、9回は守護神・城ヶ崎美嘉投手がそれぞれ二死から1安打を許すも無失点に抑えた。
姫川友紀監督は試合後、3勝目の二宮について「投げるたびに内容も結果も良くなってるね。来季も十分期待できる投球だったよ」と称賛。打線については、「百合ヶ丘戦ということもあって大量得点は難しいかなと思ってたので、その中でも欲しいところで1点ずつでも取れたのは良かったね」とコメントした。
これで美城は百合ヶ丘に6勝4敗となり、2つ勝ち越してこのカードを締めた。最終戦は前節タイブレークで敗れ今季1勝2敗の清澄戦。すでにハチナイには負け越しているため、これ以上負け越して終わる相手を増やしたくないところだ。
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