【美城】8点大勝で首位キープ！球団最多8適時打&本田8回無失点で百合ヶ丘迎撃！

◆第4節「美城BS 8-0百合ヶ丘」(8日、京セラ大阪)

　鉄腕強打で首位攻防戦を制した。美城BSは8日、本拠地での百合ヶ丘戦に8-0で大勝し首位の座を守った。打っては球団最多となる8本の適時打を含む18安打の猛攻で百合ヶ丘投手陣を攻略し、投げてはエース・本田未央投手が8回無失点の好投を見せるなどで百合ヶ丘をシャットアウトした。

　本田は初回、先頭の王雨嘉内野手に四球を与え、そこから一死1、3塁のピンチを背負ったが、安藤鶴紗外野手を見逃し三振、吉村・Thi・梅内野手を遊直に抑え無失点で切り抜けた。

　打線は3回、二死から日野茜外野手が投手強襲の内野安打(記録は三安)で出塁すると北条加蓮外野手も続き1、3塁の好機を作った。この好機で島村卯月内野手が適時打を放ち1点を先制すると、五十嵐響子内野手にも適時打が飛び出しさらに1点を加えた。

　初回のピンチを切り抜けた本田は2回以降尻上がりに調子を上げて百合ヶ丘打線を8回まで散発3安打に封じ込め、2塁をも踏ませなかった。109球4安打6奪三振無失点の好投であった。

　先制打で勢いづいた打線は4回、またもや二死から前川みく内野手と神谷奈緒捕手の連打で1、2塁とすると、日野、北条、島村の3者連続適時打で3点を追加。中盤にして5-0と百合ヶ丘を突き放し、百合ヶ丘先発・高須賀月詩投手をノックアウトさせた。

　星城旗打線は止まらない。6回には百合ヶ丘2番手・立原紗癒投手から日野の二塁打で好機を作ると北条の適時二塁打と五十嵐の適時打を含む3連打でさらに2点を奪った。8回には二死2塁から三たび五十嵐の適時打で8点目を奪った。

　8点リードの9回は2番手・城ヶ崎莉嘉投手が二死1、3塁のピンチを背負ったものの、ロザリンデ内野手を投飛に抑え試合を締めた。

　姫川友紀監督は試合後、「最高の試合だったね」と振り返った。18安打8得点の打線については、「二死からでもチャンスを作って複数点が取れた。今日見せてくれたその粘りを来週以降も大事にして欲しいね」とコメントした。8回無失点の本田については、「まさに天晴れだね、さすが美城のエース。中盤点差が開いた中で少し心持ち難しかったかなと思ったけど、それでも(3回と)変わらない投げっぷりを見せてくれたね」と称えた。

　これで美城は再び単独首位に立ち、得失点差は他の追随を許さぬ+21となった。しかし次戦は開幕後0勝3敗のハチナイ戦。無論、“三竦み”の一角だ。「4度目の正直」で今度こそ三竦みを脱却し、優勝というハッピーエンドへ加速してもらいたい。