◆第4節「百合ヶ丘6-1ハチナイ」(1日、横浜)
横浜で“お得意様”に破壊力を見せつけた。百合ヶ丘は1日、本拠地・横浜でのハチナイ戦に6-1で大勝し、第1試合で敗れた首位・美城に勝ち点で並んだ。
先発マウンドは郭神琳投手。オープン戦から通算5度目の登板となったが、過去4回は新越谷と美城を相手に合計17回20失点と結果が出せておらず、本人も試合前に報道陣に「いつも今度こそはと思っているのですがうまくいかずでやっぱり不安です」と口にするほどだった。
しかしこの日の郭は違った。百合ヶ丘戦の連敗を止めようと躍起になっていたハチナイ打線を見事手玉に取り、持ち前の打たせて捕る投球で凡打を量産。7回まで被安打2無失点と素晴らしい投球を見せた。
その郭に打線も応えた。2回、一死から王雨嘉内野手、二川二水内野手の連打で1、3塁とすると、妹島広夢内野手の適時打で1点を先制した。さらに安藤鶴紗外野手の安打で一死満塁とすると吉村・Thi・梅内野手の内野ゴロで1点を加え2-0とした。
さらに7回には、二死から2四球と安打でハチナイ2番手・逢坂ここ投手を責め立てると、内田眞悠理外野手が逢坂の変化球を右翼席まで弾き返す3号満塁弾を放ち6-0とリードを広げた。
7回まで好投していた郭だったが8回、二死1、3塁のピンチで新田美奈子内野手に適時打を浴びたところで降板。7.2回5安打1失点の快投だった。後続は2番手・立原紗癒投手が打ち取り、試合終了まで続投した。
出江史房PMは試合後のインタビューで、「今日の投球が郭さんの本来のスタイルです。これからも続けて行って欲しいです」と郭の好投を称えた。打線については、「一瞬の隙を見逃さない、そういった彼女たちらしい打撃ができていたと思います」とコメントした。
同日の美城vs清澄で美城が敗れたため百合ヶ丘は、次週の美城戦を前にして同率首位に浮上した。ここまで本戦で3戦未勝利の首位攻防戦に今度こそ勝利し、首位の座を掴んでもらいたい。
(※PM=プレイングマネージャー)
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