「百合ヶ丘11-5ハチナイ」(6日、横浜)
開幕戦以来の横浜で打線が大爆発した。百合ヶ丘は6日、1ヶ月ぶりの本拠地開催となったハチナイ戦に11-5と大勝した。これにより百合ヶ丘は得失点差により美城をまくって首位に浮上した。
先発した高須賀月詩投手は立ち上がりを三者凡退に抑えると、2回の一死2塁、3回の一死満塁のピンチも落ち着いて対処し、無失点で切り抜けた。
高須賀を援護したい打線は2回裏、先頭の吉村・Thi・梅内野手の安打を足掛かりに一死1、3塁の好機を作ると、天野天葉外野手、王雨嘉内野手、二川二水内野手の3者連続適時打で一挙4点を先制した。さらに3回には吉村の二塁打で作った好機を内田眞悠理外野手と王が適時打で活かし2点を追加した。
大量援護をもらった高須賀は4回に東雲龍内野手に一発を浴びたものの、7回途中6安打1失点と先発の役割を果たした。
打線の猛攻は終わらない。5回には二死1、2塁の好機を作ると、王がこの日4打点目となる適時打を放ち7-1とした。王はこの日4安打を放ち、完全に復活した。さらに二川の四球で満塁となると、妹島広夢内野手がハチナイ2番手・秋乃小麦投手の浮いたドロップをバックスクリーン左に叩き込み、本戦初の満塁弾で11-1と完全に突き放した。
後を受けた2番手・田村那岐だったが、8回に二死1塁から東雲にこの日2本目となる2ランを浴びると9回には無死から連打で出した走者2人を3番手・江川樟美投手に還され4失点を喫した。その江川は2点を返された後の二死1、2塁のピンチは打ち取り、これ以上の失点は許さなかったが、不安の残る投球となった。
完全復活を果たした王はお立ち台に上がり、「先月は私が打てずにチームに迷惑かけていましたので、今月からはしっかり挽回していきます」と力強く宣言した。
百合ヶ丘はこの勝利で勝ち点9、得失点差+10となり、得失点差の差で美城をまくって首位に浮上した。次戦の美城戦で勝利を収め、首位固めに入れるか。
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