◆第10節「百合ヶ丘0-3美城BS」(6日、横浜)
得意の横浜で今度は完封負けだ。百合ヶ丘は6日、本拠地最終戦となる美城戦に0-3で敗れ、2連敗となった。無失点投球なら最優秀防御率も視野に入っていた先発の田中壱投手がソロ2発を浴び、打線は美城投手陣の前に今季初めて3塁すら踏めずに終わった。
あと2.2回で今季の規定投球回に到達し、1回以上無失点で投げ切れれば防御率ランク1位に躍り出る田中だったが、初回に新田美波外野手にソロを被弾すると4回には前川みく内野手にもソロを浴び、結局5回2失点で降板しシーズン防御率は4位の1.95となった。
一方の打線は美城先発・二宮飛鳥投手の前に完全沈黙。6回に番匠谷依奈捕手の四球から一死2塁の好機を作った以外は天野天葉外野手と吉村・Thi・梅内野手の単打しか生まれず、7回まで得点を奪うどころか3塁すらも踏めなかった。
6回からは田中に代わって2番手・倉又雪陽投手が登板したが3イニングス目の8回に一死3塁から新田の内野ゴロの間に3点目を奪われた。
追いつきたい打線だったが、8回9回と城ヶ崎姉妹相手にそれぞれ1安打放ったものの後が続かず今季の本拠地最終戦は屈辱の完封負けとなった。
出江史房PMは試合後、この日の試合について「二宮投手に完全にやられましたね」と白旗を上げた。田中については、「シーズン通してあまり援護してあげられず申し訳ないです」と陳謝した。
これで百合ヶ丘は今季の美城戦を4勝6敗で終えた。連覇のためにも来季は美城戦も勝ち越したいところだ。
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