◆第10節「百合ヶ丘4-3ハチナイ」(13日、東京ドーム)
最終戦で主砲が勝利を呼び寄せた。百合ヶ丘は13日、今季最終戦となるハチナイ戦に4-3で勝利し連敗を2で止めた。同点で迎えた8回に5番・安藤鶴紗外野手が豪快な勝ち越し2ランを放った。
先発の郭神琳投手は立ち上がり、2安打で二死1、3塁のピンチを背負うと、本庄千景外野手の投飛を落球し1点を先制された。その後逆転してもらった4回には2球で二死を奪うも二死1塁から中野綾香外野手に白井夢結一塁手の股下を抜ける適時二塁打を許し同点に追いつかれた。それでもその後は立ち直り6回6安打2失点(自責点1)で試合を作った。
打線は3回に一死から王雨嘉内野手と森辰姫外野手の連打で2、3塁の好機を作ると、最多安打、首位打者争いを美城・神崎蘭子外野手と演じた吉村・Thi・梅内野手が適時二塁打を放ち2点を奪って一時逆転に成功した。結局吉村はこの日3打数1安打に終わり、一時的に神崎と安打数が49で並んだものの第2試合で神崎が4打数3安打となったため両部門ともタイトルを逃した。
試合は2-2のまま迎えた7回を2番手・金箱弥宙投手が無失点に抑えてシーズン防御率0.00を確定させると直後の8回、二死2塁から安藤がハチナイ3番手・近藤咲投手の低めのパームを左中間スタンド最上段まで豪快にかっ飛ばす1号2ランを放ち勝ち越しに成功した。
2点リードを貰った継投陣は、9回に守護神・ミリアム投手が1点を返されなお二死2、3塁のピンチを招くも最後は朝比奈いろは内野手を三ゴロに抑え白星を守った。
出江史房PMは試合後、「終わりよければ全て良し。勝利で終われてよかったです」とコメントし、「来季は『ディフェンディングチャンピオン』として恥じない戦いを見せ、連覇目指します」と来季に向けて力強くコメントした。
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