「百合ヶ丘4-0新越谷」(26日、横浜)
無傷の3連勝で首位ターンだ!百合ヶ丘は振り分け戦の折り返しとなる新越谷戦に4-0の零封勝利を収め、無傷の3連勝で前半戦を終えた。これにより百合ヶ丘はブルームリーグへの切符をほぼ手中に収めた形となった。
先発した田中壱投手は直球と変化球を効果的に使い分け、オープン戦3冠女王の岡田怜外野手を擁する新越谷打線に付け入る隙を与えなかった。3回と4回に1、2塁、7回に二死3塁のピンチをそれぞれ作ったが、慌てず後続を打ち取って8回6安打1四球無失点の好投を見せた。
好投する田中を援護したい打線は3回、先頭の二川二水内野手がこの日2安打目となる中安打で出塁すると、二死後ロザリンデ内野手が小笠原晶子投手のナックルを左翼席上段まで運び、2点を先制した。その後4回には二死1、3塁から二川が3安打目となる適時二塁打を放ち1点を追加すると、8回には一死1、3塁から天野天葉外野手の遊ゴロの間に三走・遠藤亜羅椰外野手が生還し4点目を奪った。
8回まで好投を続けた田中。完封も視野に入っていたかに思われたが、田中のスタミナ面を考慮した出江史房PMは9回のマウンドを江川樟美投手に託した。その江川は先頭の中田奈緒内野手を捕邪飛に打ち取ると、後続二者も難なく打ち取り試合を締めた。
振り分け戦を無傷の3連勝で折り返したことについて出江PMは、「投打がばっちり噛み合った結果の3連勝だと思います。先発、中継ぎ、野手のみなさんが自分の力を存分に発揮しているからこそ私も自信を持って選手たちを送り出せています」と話した。後半戦については、「5割以上が確定したとはいえ、まだブルーム進出が確定したわけではありませんので、足元掬われないように再び気を引き締めて戦っていきます」と意気込んだ。
(※PM=プレイングマネージャー)
◆土曜日の試合で大洗女子が美城BSに敗れたため、グループBは百合ヶ丘を除く3球団が1勝2敗で並んだ。これにより3連勝の百合ヶ丘は首位独走体勢に入った。
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