清澄は6日、来季の新戦力として龍門渕透華投手、天江衣投手、国広一内野手、井上純内野手、沢村智紀外野手と契約を結んだことを発表した。
龍門渕は最速134kmの直球とキレのあるシュート、落差のあるフォークを組み合わせる。今年の全国大会では長野県代表に選抜され先発と中継ぎで3試合に登板しベスト8入りに貢献した。本人は先発志望であるようだが、清澄4本柱とのローテーション争いを勝ち抜けるか。
天江は最速133kmのノビる直球と独特の軌道を描く変化球“クレッセントムーン”を武器に龍門渕高校の守護神として君臨した。代表選抜こそ叶わなかったもののその高いポテンシャルに期待し獲得に踏み切ったと球団スカウトは言う。清澄では今季、石戸霞投手が守護神として12セーブ(ブルーム、ウィード通算)を挙げており、天江は一層のアピールが必要になると見られる。
国広は二遊間を守れるユーティリティプレーヤーで、ブルームウィード通算11盗塁をマークした高鴨穏乃外野手にも匹敵する走力を持つ。打撃面での課題はあるものの守備では龍門渕高校でも群を抜く。入団後は代走や守備固めからのスタートとなるが打撃面でも結果を残せばスタメンも夢ではない。
井上は龍門渕高校の不動の4番打者として今年通算打率.317、10本塁打をマークし、龍門渕とともに長野県代表として全国大会に出場した。全国大会では0本塁打と長打力は発揮できなかったものの、4試合で5打点を挙げるなどポイントゲッターとして貢献した。守備位置は三塁。清澄では松実玄内野手との競争になる。打撃、守備双方でアピールしレギュラーを勝ち取れるか。
沢村は龍門渕高校では井上の前を打つ3番打者をメインとし打率.302をマークした。変化球打ちが上手く、県下最強の変化球と謳われた風越女子のエース・福路美穂子投手のドロップカーブを初対戦で攻略した。その後も対福路は9打数7安打2本塁打と得意にしているが一方で直球に差し込まれる傾向がありそこが課題となるだろう。
Comments