◆親善試合「清澄6-5北海道」(17日、京セラ大阪)
信濃清澄は17日、球団初の京セラドーム大阪での主催試合で北海道を6-5で破り、今年初勝利を収めた。前日の振り分け会議で同一のステラリーグに振り分けられた両球団のマッチアップであったが、序盤に最大4点ビハインドを背負うも宮永照外野手の2本のホームランなどで終盤に逆転に成功した。
今年初登板となった先発・愛宕洋榎投手は実妹・愛宕絹恵捕手との姉妹バッテリーで北海道打線に立ち向かうも、2回に二死から1点を失うと、4回にはメジロマックイーン外野手に早くも敷いた前進守備を突き破られるなどで3点を失いこの回で降板となった。
反撃したい打線は5回、二死2、3塁から井上純内野手が二遊間をしぶとく破る2点適時打を放つと、6回には主砲・宮永照が2024年チーム初アーチとなるソロを放ち1点差に迫った。
その後2点差とされ迎えた7回、高鴨穏乃外野手の安打などで一死1、2塁とすると、宮永照が外角の変化球を豪快に振り抜き右中間スタンドへの逆転3ランを放った。これで清澄は6-5と今年初めてリードを奪った。
8回は天江衣投手、9回は守護神・石戸霞投手が登板し、ともにピンチを作りながらもリードを守り切り今年初勝利を決めた。
赤土晴絵監督は試合後、「まずは1勝できてよかったです」と安堵の表情を見せた。愛宕洋については「4失点したとはいえ致命的な感じではなかったので、本戦でしっかりやってくれたらと思います」とコメントした。打線については「(宮永)テルと(井上)ジュンは今年もやってくれそうかなと。あとは(竹井)ヒサが開幕に(復調が)間に合ってくれるかですね」と懸念を口にした。
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