◆第10節「清澄高校2-4ハチナイ」(6日、バンテリン)
始終防戦一方だった。3連勝中の清澄高校は6日、本拠地最終戦となるハチナイ戦に2-4で敗れ連勝は3で止まった。先発の江口セーラ投手が4回までに4失点を喫した後継投陣の粘投で追加点は防ぐも、追いつくことはできなかった。
江口は初回に二死から内野安打を許したのを皮切りに2者連続で四球を与え満塁のピンチを作ったが後続を断ち辛くも無失点で立ち上がると、2回にも3連打で一死満塁のピンチを作ったが併殺で切り抜けた。
しかし3回に二死2塁から本庄千景外野手に適時打を浴び先制されると、4回にも二死1、3塁から朝比奈いろは内野手、東雲龍内野手に連続適時打を浴びて降板した。結局4回途中ながら江口は10安打を浴びてノックアウトとなった。
2番手で登板した末原恭子投手は、岩城良美外野手に適時打を浴びたものの本庄は打ち取り、その後6回まで安打を許さなかった。
4点をリードされた打線は4回裏、二死1塁から船久保浩子内野手の適時二塁打で1点を返すと、染谷まこ捕手も繋ぎ1、3塁となり松実玄内野手の適時打でさらに1点を返したが、続く宮永咲内野手が遊飛に倒れた。
7回は3番手・二条泉投手が登板し、二死1塁から2四球を与え満塁のピンチを作るも野崎夕姫外野手を併殺に斬ると、8回から登板した4番手・姉帯豊音投手も二死満塁を作りながら岩城を打ち取り、9回も二死から2四死球で1、2塁のピンチを招きながら新田美奈子内野手を左飛に打ち取った。
粘る継投陣を援護したい打線だったが、8回に二死1、3塁から船久保浩子内野手が右飛に倒れた以外は好機すら作れず試合が終わった。
赤土晴絵監督は試合後、「よく4点で済んだなという試合でしたね。後半戦の疲れがガッと出ちゃったのかな」とコメントした。打線については「上位打線でもっと畳み掛けたかったね。シズ(高鴨)も(清水谷)リュウカも無安打でしょ？特にシズは打てる日打てない日の差が大きいから来季はムラを少しずつ無くしていって欲しいかな」と奮起を求めた。
これで清澄の連勝は3で止まり、ブルーム勝ち越し終了の可能性は無くなった。最終戦で勝利を挙げ、なんとか借金は返しておきたいところだ。
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