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執筆者の写真事務局 野球少女リーグ

【清澄】最終戦で女王に一矢!一時逆転許すも6回一挙6点で百合ヶ丘下した!

◆第10節「清澄高校9-4百合ヶ丘」(30日、横浜)


 最終戦でついに一矢報いた。清澄高校は30日、敵地横浜での対百合ヶ丘最終戦に9-4の大勝を収め、百合ヶ丘戦初勝利を飾った。防御率1点台を誇る百合ヶ丘の救援陣に集中砲火を浴びせ6回に一挙6点を奪った。


 打線は2回、先頭の上重漫内野手が左翼席への1号ソロを放ち先制すると、逆転を許した4回には同じく先頭の竹井久外野手にも3号ソロが飛び出し同点に追いついた。上重はブルームウィード通じて初アーチとなり、竹井は百合ヶ丘戦3本目のアーチとなった。


 先発のエース・原村和投手は先制してもらった直後の2回裏、無死1、2塁から遠藤亜羅椰外野手の適時二塁打で追いつかれると、二死2、3塁から二川二水内野手にも適時打を浴び逆転を許した。それでも3回以降は持ち直し5回まで無失点に抑えた。


 勝ち越したい打線は6回、百合ヶ丘2番手・倉又雪陽投手(防御率1.46)から一死1、2塁の好機を作ると、船久保浩子内野手の適時二塁打で勝ち越しに成功した。さらに染谷まこ捕手の適時打で2点目を奪い倉又を降板させた。


 それでも打線の勢いは衰えない。続く松実玄内野手が百合ヶ丘3番手・立原紗癒投手(防御率1.26)から犠飛を放つと、宮永咲内野手の二塁打で再び好機を広げ、高鴨穏乃外野手と清水谷竜華外野手の適時打でさらに3点を奪い立原もノックアウトさせた。結局この回だけで清澄は6点のリードを得た。


 その裏からは2番手・松実宥投手が登板するも二死から白井夢結投手(DHとして出場)に1号ソロを浴びると、7回には一死3塁から王雨嘉内野手の内野ゴロの間に1点を奪われた。


 それでも打線は8回、宮永咲の二塁打から二死3塁の好機を作ると、6回一挙6点の原点となった新子憧内野手が適時打を放ち百合ヶ丘を再び突き放した。


 8回裏からは3番手・姉帯豊音投手が登板し2回無失点に抑え試合を締めた。


 赤土晴絵監督は試合後、6回の猛攻について「あそこまでのは久しぶりに見たね。しかも投手力盤石の百合ヶ丘相手に見せてくれるとは。素晴らしい攻めだったよ」と絶賛した。先発の原村については、「2回の2失点からしっかり立て直してくれたね。最後まで厳しい試合ばかり投げてくれて、1年間本当にありがとうという気持ちです」と最敬礼だった。


 これで清澄は百合ヶ丘戦初勝利の喜びのまま今度はホーム最終戦に向かうこととなった。今度は本拠地での試合をハツラツプレーで締め括ってもらいたい。

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