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【清澄】7点差大敗で昇格失敗 毎度同じ負け方に将「そろそろ学んで」


「清澄高校1-8バンドリ(入れ替え戦)」(27日、ほっと神戸)


 また同じ轍を踏んでしまった。清澄高校は27日、ブルームリーグ昇格がかかった、バンドリとの入れ替え戦に1-8で惨敗し、次節での昇格を逃した。打線が序盤に好機を逸し続けると、投手陣が崩れた後は安打すらままならない状態となった。


 先発した二条泉投手は初回に若宮イヴ内野手の適時打、3回に若宮の犠飛で2点を失う。さらに、1点差に詰めてもらった5回には一死1、2塁から氷川日菜外野手に適時打を浴びてなおも一死満塁のピンチを作り無念の降板となった。後を受けた2番手・末原恭子投手だったが、2本の長打を浴びて二条の残した走者を全員生還させた挙げ句、自らが出した走者まで1人還す大背信を犯した。末原は6回にも若宮の適時打で1点を失って降板し結局二条は4.1回98球10安打2四球6失点、末原は1回4安打2失点という結果に終わった。末原降板後は4連投の鷺森灼投手が最後まで投げ、2.2回4安打無失点で締めた。


 6失点の二条について愛宕雅枝投手コーチは二条降板後に、「泉に声掛けたんやけど、『ほっといてください!』って逃げられましたわ。よっぽど堪えたんやろね」と話した。


 一方打線は、2-0の4回に連打と四球で作った一死満塁から松実玄内野手の適時打で1点を返すものの5回までにあった4度の得点機を活かしたのはこの1回のみで、大量ビハインドとなった6回以降はわずか1安打で2塁すら踏めなかった。


 この惨敗を受け赤土晴絵監督は試合後、「『これで何度目(の惨敗)ですか。そろそろ学んでもらわないと困ります』と野手陣にはさっき話しました」と野手陣を一喝したことを明かした。監督は続けて、「相手の隙を確実に突く、隙がないならこじ開ける。それくらいの気概がないとブルームリーグでは戦えませんから、そういう雰囲気を6点7点負けてようが作らないといけません。もし選手が作れないならこっち(首脳陣)から作っていかないといけませんね」と話した。


 再びウィードリーグからの挑戦となった清澄の第2節は最下位・レヴュスタとの一戦から始まる。ブルームリーグ昇格へ、負けられない戦いは続く。


◆愛宕コーチを振り切ってベンチ裏に消えた二条はその後、ブルペンで投げ込みをしようとしていたところを、ブルペンにいた姉帯豊音投手になだめられ、二条を見つけたときには姉帯の膝枕で寝ていたと愛宕コーチが試合後に話した。

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