◆第9節「清澄高校3-1ハチナイ」(9日、バンテリン)
5ヶ月ぶりの本拠地で5ヶ月ぶりの勝利を挙げた。清澄高校は9日、本拠地・バンテリンドームでのハチナイ戦に3-1で勝利し、ブルームでは第4節第1日(美城戦、京セラ)以来5ヶ月ぶりの白星を手にした。
先発は松実宥投手。初昇格から2節連続でハチナイ戦に登板した“不死鳥”がこの日も先発した。松実宥は立ち上がりに一死1、2塁のピンチを背負うも目下二冠Qの東雲龍内野手を遊飛に打ちとると後続も抑え無失点で立ち上がった。
打線は2回、船久保浩子内野手のブルーム初安打となる二塁打で好機を作ると、二死2塁から松実宥の実妹・松実玄内野手が痛烈な適時打を放ち1点を先制した。
続く3回には、高鴨穏乃外野手がこの日2安打目の安打で出塁すると、ブルーム初の盗塁を決めて2塁に進み、清水谷竜華外野手の適時二塁打で悠々生還した。高鴨は5回にも安打を放ち猛打賞を記録すると再び二盗に成功。新子憧内野手の適時二塁打でまたも悠々と本塁に生還した。しかし、第4打席でハチナイ3番手・九十九伽奈投手に死球を食らい交代となった。
同じ阿知賀勢からの援護をもらった松実宥は3回にも一死2、3塁のピンチを招くも中軸を抑え無失点で切り抜けるとその後は快投。6回二死から東雲に安打を許したところで降板となったため3度目のQSとはならなかったものの5.2回6安打無失点で試合を作った。
その後は、松実宥の後を受けた2番手・末原恭子投手が回またぎの7回に本庄千景外野手のソロで1点を失い降板したものの、3番手・二条泉投手、4番手・エイスリン投手、先週無念の敗戦投手となった守護神・石戸霞投手がそれぞれ1回ずつ無安打無失点に抑え松実宥の勝ちを守った。
赤土晴絵監督は試合後、「久しぶりに帰ってきた名古屋で今日も(松実)ユウが頑張ってくれましたね」と松実宥の好投をたたえた。打線については、「(松実)クロが口火を切って、シズ(高鴨)が3安打。(新子)アコも適時打。やっぱりユウの投球が刺激になってると思いますね」とコメントした。死球で交代の高鴨については、「詳しい状況報告をまだもらってませんので今は何とも言えません」と話した。
またこの日は、松実宥の復帰後初登板(対大洗、山ノ手)以来となる松実姉妹でのお立ち台も実現し、姉妹愛溢れるヒロインインタビューとなった。次戦は大阪に移っての2位・美城との対戦となるが、年間4位確定へ向けて勝利を掴んでおきたいところだ。
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