【星城旗とともに】横浜アレルギー再発… 新参晴風に10失点大敗 将「開幕前でよかった」

◆親善試合「美城0-10晴風」(24日、横浜)

　やはり横浜は鬼門なのか。大阪美城は24日、横浜での晴風との親善試合で0-10の大惨敗を喫した。昨季防御率1位の白坂小梅投手が初回から3失点を喫すると、今年初登板の2番手・速水奏投手も6失点と打ち込まれ、打線は反撃の“は”の字さえ見せることはなかった。

　開幕投手候補と目されていた先発・白坂だったが初回に内田まゆみ外野手に2ランを浴びるなどいきなり3失点。2回からは立ち直り三者凡退を続けるも5回に適時打でさらに1点を失い結果6回4失点とまずまずの内容だった。

　0-4の7回からは2番手・速水が今年初登板をしたが、一死1、3塁から適時打を許すと、初回に白坂から先制適時打を放った広田空内野手に左翼場外に消える3ランを打たれいきなり4失点。続く8回にも一死2、3塁から2点を奪われ1.1回6失点の惨憺たる結果に終わった。

　今年の実戦で未だ最大2点しか取れていない打線はこの日も冷温停止状態。初回の二死3塁の先制機を逸するとビハインドに回った後は相手先発のスローカーブに手も足も出ず、相手が継投に入っても打線はついぞ本塁に到達できなかった。美城は2試合前の里咲戦で小日向美穂内野手が適時打を放って以降これで25イニング連続無得点となった。

　姫川友紀監督は試合後、「開幕前で良かった。シーズン中ならさすがに心折れるよ」とこの日の惨状を振り返ると、白坂については「あの立ち上がりから引きずらずに3イニング三凡(三者凡退)行けてるからそこまで悲観してない」としながらも、6失点の速水については「実戦空いたにしても打たれすぎ。調整ミスっただけなのかな？きっとそうだよね。一回頭冷やしてほしい。ルーキー特権はもうないよ」と断じた。相変わらず解凍されない打線には「色々いじるのは次が最後。再来週は開幕オーダーテストするから。そこにまず入れるように来週結果出してほしい」とハッパをかけた。