◆第7節「新越谷8-2ハチナイ」(14日、甲子園)
中軸の一発競演で快勝だ。新越谷は14日、甲子園杯の2戦目となるハチナイ戦に8-2と快勝し、“伝統の一戦”3連勝を決めた。初回に岡田怜外野手の3号2ランで先制しその後も得点を重ねて中田奈緒内野手の2号2ランでトドメを刺した。
初先発の藤原理沙投手が初回に2安打を許すも石垣環遊撃手の好プレーもあり無失点で切り抜けると打線はその裏、先頭の中村希内野手が死球で出塁すると、一死2塁からバックスクリーン左へ3号2ランを叩き込み2点を先制した。
藤原は直後の2回、新田美奈子内野手の二塁打から二死3塁のピンチを招くと、河北智恵内野手に適時二塁打を許し1点を返された。さらに3回には東雲龍内野手への四球から一死1、3塁のピンチを招くと、椎名ゆかり捕手に適時打を打たれ同点に追いつかれた。
打線は4回、大村白菊外野手と山崎珠姫捕手の安打で一死1、3塁の好機を作ると、藤田菫内野手が右翼への適時二塁打を放ち1点を勝ち越した。さらに続く中村も右中間への適時二塁打を放ち2点を加えた。
この3点でハチナイ先発・倉敷舞子投手をノックアウトさせると、6回にはハチナイ2番手・秋乃小麦投手から中村の二塁打を足がかりに一死3塁の好機を作り岡田の適時打でさらに1点を奪った。
援護をもらった藤原は4回以降も得点圏に走者を置く展開が続いたが粘りの投球でハチナイ打線に3点目を許さず6回2失点と結果を残した。
7回からは2番手・中山投手が登板したが回またぎの8回、2本の安打で二死1、3塁のピンチを招いたところで降板。走者が全員還れば2点差となる場面で登板した3番手・朝倉智景投手は代打・坂上芽衣内野手を中飛に打ち取りピンチを脱した。
打線はその裏、一死から岡田が四球で出塁すると、続く中田がバックスクリーンに届く2号2ランを放ちダメ押しとなる8点目を奪った。最後は朝倉が回またぎで無死2塁のピンチを迎えるも無失点に抑えた。
アンナ・カートランド監督は試合後の会見で「まず一つ勝てて良かったです」と安堵した。初先発の藤原については、「カーブでうまく詰まらせることができていましたね」と評価。2ランの岡田と中田については、「岡田さんのは今日の試合に、中田さんのは来週の試合にいい流れを作ってくれる素晴らしいホームランでした」と絶賛した。
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