「新越谷6-2美城BS」(18日、メットライフ)
大野がついに壁を越えた！新越谷は18日、本拠地・メットライフでの美城BS戦に6-2で勝利し、最速で5割に復帰した。
オープン戦の3登板が全て6回2失点という安定した成績だった先発の大野彩優美投手は、先頭の日野茜外野手にヒットを許すも後続は断ち切って立ち上がりを無失点で終えた。2回も二死から内野安打を許したが無失点で切り抜けた。
前の試合でわずか1得点に終わった打線は、初回から中村希内野手、オープン戦三冠・岡田怜外野手の安打などで一死1、3塁とすると続く中田奈緒内野手が適時打を放ち先制する。その後一死満塁の好機となったが、後続は倒れ追加点はならなかった。
大野は3回、無死から連打を浴びて2、3塁のピンチを背負う。続く2者を打ち取って二死まで漕ぎ着けるも、島村卯月内野手、五十嵐内野手に共に振り分け戦初安打となる適時打を浴びて1-2と逆転されてしまった。その後は5回までヒットを許しながらも無失点投球を続けた。
ビハインドとなった打線は5回裏、藤田菫内野手、中村希の連打と菊坂胡蝶外野手の犠打で一死2、3塁の好機を作ると岡田がすかさず適時打を放ち同点に追いついた。さらに続く中田が二宮のカットボールをバックスクリーンに運ぶ3ランで豪快に逆転した。さらに6回には美城2番手・高垣楓投手から二死2、3塁の好機を作って再び岡田の適時打で追加点を奪い、6-2とした。
3点の援護をもらった大野はさらに加速。4番からの6回を三者凡退に抑えると、自身初の7回のマウンドにも上がり、下位打線を三者凡退に抑えた。この日大野は7回89球8安打5奪三振2失点の好投で勝利投手となった。
8回からはオープン戦6試合無失点の中山投手が登板し、2回1安打無失点で試合を締めた。
試合を振り返ったアンナ・カートランド監督は、「素晴らしい勝利でした。これで選手たちもノってくれると思います」とコメントした。先発の大野については、「彼女自身も『7回の壁』は相当意識していたと聞いています。壁を乗り越えた彼女はさらに成長してくれることでしょう」とこれからに期待を寄せた。
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