大洗女子(来季より茨城大洗アングラーズ)の西住みほ監督が球団オーナーに今季の報告を行った。大洗町内の球団事務所で約30分間話し込み「初年度であったものの、年間7位という厳しい結果になり申し訳ないです」と悲壮感を漂わせていた。
振り分け戦でまさかに最下位に終わり開幕はウィードリーグで迎えた。第1節ではブルームリーグ4位との入れ替え戦への進出を目前としながら、ライバル清澄高校(来季より信州清澄ドラゴンズ)に敗戦し権利を失うと、第5~7節では入れ替え戦進出を果たすものの、三度とも新越谷高等学校(来季より新越谷ブロッサムズ)に敗れブルームリーグリーグ進出を果たすことができなかった。結局シーズンすべてウィードリーグで戦い、13勝17敗の7位と結果を残すことができなかった。
西住監督は「チームの課題ははっきりしていますので、フェニックスリーグで選手を強化しながら采配についてもしっかり見直します」と前を向いた。野球経験が少ない選手が多い中でよくやったという見方があるが、「優勝した百合ヶ丘(来季から横浜百合ヶ丘エンジェルス)さんもうちとほぼ同じ条件ですから言い訳にならないです」ときっぱり否定した。
一番の課題は大一番での勝負強さだろう。開幕前までは強力打線で点を取っていくチームと見られていたが、ふたを開けてみれば本塁打は23本、盗塁は22であったが、得点は104と欲しい場面でなかなか得点を重ねられなかった。厳しいシーズンを勝ち抜くためには得点力の向上が急務となる。
来季は花咲川・羽丘合同女子野球部と少女☆歌劇レヴュースタアライトが合併し、神戸ライトニングズとなるため、実質最下位からの出直しとなる。2年目となるチームを浮上させることができるか、西住監督の手腕に注目したい。
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