茨城大神アングラーズ(以下大神)は17日に行われた北海道シティホース(以下北海道)との親善試合に臨み、3‐2と辛勝した。先発投手を務めた「エルヴィン」こと松本里子投手は7回を投げ1失点に北海道打線を抑え、開幕投手争いを大きくリードした。
スペシャルウィーク内野手にホームランを浴びたが被安打はわずかに2であった。俊足が売りの北海道打線に対して慎重な投球をしたころがあり四球を2つ与えたが、多彩な変化球で翻ろうした。松本は「自分の投球はできたと思う。あと何試合投げられるかはわからないが、しっかり調整したい」と満足気であった。
打線は1点のリードを許した5回に真宮寺さくら内野手に待望のキャリア初ホームランを放ち同点とすると、6回には負けじと五十鈴華内野手の2ランホームランで2点を勝ち越した。ただ、9回には不動の守護神・丸山紗希投手が2連打で1点を返されると、1死1,3塁の場面を作られるも、三振と外野フライで辛くも1点を守り切った。試合後、西住みほ監督は「やはり北海道さんは簡単には勝たしてはくれませんね」と切り出すと、「真宮寺さんに一本が出てよかったですし、五十鈴さんも出ましたからほっとしています。明日もありますので今日はゆっくり休みます」とチーム初の2連戦に臨むナインを気遣った。
明日(18日)は神戸ライトニングスとの親善試合がある。神戸は昨季大神(当時大洗)と熾烈なブルームリーグ争いをした相手だけに負けられないところだ。予告先発は今季新球団を果たしたメル・レゾン投手である。難敵を抑え切り開幕ローテーション入りを果たせるか注目したい。
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