茨城大神アングラーズ(以下大神)は2日、野球少女リーグ初となる強化合宿でFgG連合と試合を行い、4-2で勝利を収めた。西住みほ監督はスターティングメンバーに大神華撃団のメンバーを積極的に連ねた。試合後西住監督は「華撃団の皆さんに試合に出て欲しかったのでこのようなスタメンにしました。中でもマリア(・タチバナ)さんがよく投げてくれましたし、収穫の多い試合でした」とご満悦であった。
試合は先発登板したマリア・タチバナ投手が4回までに本塁打を含む2失点を喫したが、その後は要所を締め7回2失点にまとめた。2点を追う5回にシー・カプリス外野手にタイムリーヒットが出て1点を返すと、6回には代打出場した近藤妙子内野手が逆転2点タイムリー二塁打を放った。8回には代打から途中出場した河西忍内野手のタイムリー二塁打で突き放した。このリードをタチバナから継投した北大路花火投手、丸山紗希投手のリレーで保ち勝利を決めた。
大神華撃団で目を引いたのがグリシーヌ・ブルーメール捕手だ。8回まで捕手としてタチバナ、北大路をリードし2失点に抑え、打っては2点に絡む2安打を放った。ブルーメールは「結果を残さなければ後の試合に出場できなくなるのは当然だ。当然のことをしたまでだ」と厳しかった。
大洗女子学園の生徒が卒業をしたことでチーム存続の危機を迎えた大神であったが、大神華撃団の活躍は来期に向けて大きな励みとなったことであろう。V奪回へ―――新しい力を得た大神の挑戦は始まったばかりだ。
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