◆親善試合「ナムコ0-0 D4DJ」(4日、ベルーナ)
宮城ナムコは4日、今季から野球少女リーグに加盟する埼玉D4DJライオンズとの親善試合を敵地・ベルーナドームで行い、スコアレスドローに終わった。先発の伊吹翼投手が度々ピンチを招きながらも6回無失点の奮闘を見せるも、打線が8安打放ちながら一度も2塁にすら到達しなかった。
伊吹は初回に安打と盗塁などで招いた二死3塁のピンチを切り抜けると、4回には暴投などで一死2塁、5回には連打で二死1、3塁、6回にはこの試合両軍唯一の長打を浴び無死2塁と度々訪れたピンチの場面でも怯むことなく後続を打ち取り、6回7安打無失点の好投を見せた。
一方の打線は、6回まで毎回走者を置くも連打ができず2塁にすら進めなかった。3回には高坂海美外野手、6回には真壁瑞希内野手がそれぞれ出塁しともに盗塁を試みたが、D4DJ・矢野緋彩捕手の強肩の前にあえなく憤死。2人で昨季通算34盗塁をマークしたナムコきってのスピードスターが揃って自慢の走攻を粉砕された。
その後8回の無死1塁の場面で高坂がたまらずバントを敢行するもあえなく失敗。最後まで小技がことごとく粉砕された。
秋月律子監督は試合後の取材に対し、「(伊吹)翼は今年も計算できそうですね」とコメント。実戦3試合で未だ1得点という打線の現状については「開幕までまだ時間がありますし、そこまでに打線が機能するようになってくれればいいので、今はあまり気にしていません」と気丈に話した。
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