◆第1節「ナムコ2-0新越谷」(5日、ベルーナ)
“3代目エース”が圧巻の投球を見せた。ナムコは5日、開幕戦となる敵地での新越谷戦に2-0で勝利した。開幕投手の春日未来投手が7回を散発5安打無失点に抑え込む好投を見せた。
春日は初回から持ち前の低め重視の制球力を発揮。立ち上がり3イニングを3安打無失点に抑えると、4回には岡田怜外野手、大村白菊外野手から三振を奪うなど快投を続けた。
6回にこの日初めての長打を中村希内野手に打たれるも後続を落ち着いて抑え、7回の二死3塁のピンチも切り抜けた。結局春日は7回96球5安打4奪三振無失点の内容で先発としての役目を十二分に果たした。
春日を援護したい打線は2回、二死から宮尾美也内野手が死球で出塁すると、振り分け戦で7戦12打点をマークした田中琴葉捕手が左中間への適時二塁打を放ち先制した(田中は3塁で走塁死)。
その後はなかなか新越谷投手陣の前に追加点を奪えなかったが8回、代打・所恵美外野手の安打から一死2塁の好機を作り、ここまで2度得点圏で凡退していた真壁瑞希内野手の三塁線への適時二塁打で待望の2点目が入った。
8回は2番手・篠宮可憐投手が、9回は守護神・天空橋朋花投手がともに三者凡退に抑え勝利を掴んだ。
秋月律子監督は試合後、この日の春日について「最高の結果だと思います。7回まで行ってくれて、ありがたい限りです」と絶賛した。打線については「(佐竹)美奈子がまだ復調しないのが気がかりですね。美奈子の復調なくして優勝はないと思っていますから」とコメントした。
これでナムコは、第2試合で百合ヶ丘に勝利した北海道と並んで同率2位発進となった。次戦は本拠地に美城を迎える。お披露目戦で大勝した相手に今回も勝利することができるか。
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