【ミリオン新報】“遅い球”を攻略せよ！100キロ未満カーブ想定の新マシン運用開始

「ナムコ冬季練習」(19日、晴海)

　ミリオンズは19日、冬季練習内でのマシン打撃で新たなマシンの運用を開始した。

　従来のマシンは、130キロ台の速球を中心に投じていたが、この新マシンは85キロから100キロと非常に遅い変化球を投じるとのことだ。

　ミリオンズは13日、今オフ初の配信試合となった、本拠地での秋田FEとの練習試合において、相手先発・岡本未夕投手の100キロを切る「未夕カーブ」に翻弄(ほんろう)され完封負けを喫した。さらに14日のD4DJ対里咲(旧:里ヶ浜)の練習試合でも里咲投手陣の遅い変化球がD4DJ打線を分断していたこともあり、秋月監督は遅い変化球攻略のため新マシン導入に踏み切った。

　新マシン運用初日となったこの日は高坂海美外野手、佐竹美奈子内野手ら主力選手が新マシンを体験。ヒット性の打球はあったものの、長打性の打球はわずかと、おのおのその対応に苦心した。

　ミリオンズは今月末まで冬季練習を行い、2月以降は練習試合を重ねながら開幕を待つ見込みだ。