福島プリコネアストルムズ(以下プリコネ)は3日に行われた北海道シティホース(以下北海道)戦に1-3、4日に行われた宮城ナムコミリオンズ(以下ナムコ)戦に4-9で敗れ、早くも2連敗となり2位以内に与えられるブルームリーグ入りに黄色信号が灯った。
札幌ドームで行われた北海道戦は3回表にチエル内野手の内野ゴロの間に1点を先制するものの、3回裏には先発投手・ミヤコ投手が三塁打から同点に追いつかれた。その後は両軍無得点が続いたものの、6回裏には2番手投手・ユキ投手が1点を許すと、8回裏にもスズメ投手が1点を奪われ2点差をつけられた。9回表に反撃を試みるも、一死1,2塁のチャンスを併殺打でつぶして試合が終わった。10安打を放ったものの、得点が1点のみと決定力に欠いた。
嫌な流れは本拠地・福島に戻っても続いてしまった。ナムコ戦ではユイ投手が2回表に手痛い先制3点本塁打を浴びた。3回裏にチエルの内野ゴロの間に1点を返すものの、ユイは5回表にも2点適時二塁打を浴び5回を投げ5失点と不本意な投球となってしまった。それでも5回裏にはマコト内野手のチーム初の適時打で1点を返すと、8回裏にはリノ捕手の2点適時二塁打で4-5と追い上げた。しかし、9回表にチカ投手とユキが決定的な4点を奪われ勝負を決められた。この試合でも打線は14安打を放ちながら4得点と消化不良で終わった。
4日の試合後ユウキ監督は、「投手交代が悪かったと思います。短期決戦ですから失点を防ぐ継投をしなければいけなかったのですが…」と舌をかんだ。続いて、「チャンスの場面は相手も必死に抑えに来ますからそれに負けない打撃がしなければいけませんでした」と悔やんだ。それでも、「まだ6戦ありますし、決まるまではしっかり戦います。まずは1勝を目指して頑張ります」と前を向いた。
10日はホームで福岡マギアホークス(以下マギア)戦、11日はベルーナドームで静岡ラブライブス戦がある。まずはマギア戦で振り分け戦初勝利を目指すことになるが、敗れれば早くもブルームリーグ行きが暗礁に乗り上げる。そんな状況であるが、「(4日の試合は)福島のファンの方々の声援が力になりました。10日の試合も応援していただきたいです」とファンの声援を熱望していた。
福島から逆襲へ――――プリコネは2連敗という逆境から立ち直ってみせる。
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