福島プリコネアストルムズ(以下プリコネ)は26日に行われた交流戦第8日の福岡マギアホークス戦(福島あづま)を2-1で制し、ブルームリーグでは東京里咲サンフラワーズをかわし4位に再浮上するとともに、ブルームリーグでは3位・秋田ファイアーエムブレムズとの勝ち点差を7、首位・横浜百合ヶ丘エンジェルスとの勝ち点差を10に縮め、急接近した。
交流戦に限れば5勝2敗1分・勝ち点16となり、これは18球団中トップの成績である。この成績を支えているのは投手陣であることは間違いない。この試合でカスミはキャリア初の完投勝利を挙げたほか、前2試合もともに失点が1と非常に安定している。打線に関してはこの試合ではムイミ内野手の第3号ホームランが飛び出したが、ホームランは多いわけではない。決勝点は交流戦に調子を上げてきたジータ外野手のタイムリー二塁打であった。
結果的に1点を争いしびれる試合展開であったが、ユウキ監督はカスミに完投をさせる決断をした。ユウキ監督は「カスミは相手のバッティングをさせない投球ができていました。アリサに9回を投げさせることも考えましたが、カスミに賭けました。勝つことができてよかったです」と手放しで讃えると、カスミは「球数が少なく(102球)投げられていましたし、監督にいかせてほしいと言いました。勝利に貢献できてよかったです」と笑顔を見せた。
いいムードでいったん福島を離れ、次戦は東京ドームでの青蘭学園ブルーミンズ(以下青蘭学園)との試合となる。青蘭学園はステラリーグで3位であり、プリコネが上位を争えるかの試金石となる。4連勝を飾り、上位をさらに追いかけられるか注目である。
被安打4、1失点での完投勝利で3勝目を挙げたカスミ
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