福島プリコネアストルムズ(以下プリコネ)は3日朝、新規5球団による振り分け戦に臨むため札幌に入った。相手北海道シティホース(以下北海道)である。北海道はお披露目試合で2球団が合併してできた神戸ライトニングズを相手に4盗塁を見せており、走力面において強みを持っている強豪である。
新千歳空港に到着したプリコネ・ユウキ監督は開口一番、「北海道さんは強いチームだと思います」とコメントしたが、「こちらはこちらのプレーをするだけなので、あとは胸を借りるつもりで頑張ります。選手には楽しもうと声をかけました」と笑顔を見せた。
プリコネはお披露目試合の東京里ヶ浜サンフラワーズ戦では8回まで3点をリードしながら9回に4失点し苦い敗戦をしている。それでも選手たちは試合終了後笑顔を見せていたという。「わたしたちでもやれるんだ」と。ユウキ監督は「勝っても負けても笑顔を忘れないように。僕たちはチャレンジャーなんだから」と声をかけるようにしているという。
そんなプリコネの開幕投手に指名されたのはお披露目試合で好投したキャル投手ではなく、ミヤコ投手であった。キャル投手やユイ投手を推す声が多かったが、この起用についてユウキ監督は「ミヤコはスタミナがありますし、いい変化球がありますから相手打線を抑えられるかなと。なんとか粘ってほしいです」と大きな期待を寄せた。
3日は札幌ドーム、4日は当日移動でホーム(福島県営あづま球場)で宮城ナムコミリオンズが控えている。1か月で大移動をしながら8試合を行う厳しい戦いがいよいよ始まる。ユウキ監督は最後に「12月の福島は寒いですが、ホーム開幕戦をいい形で迎えられるように頑張ります」と力強く語り新千歳空港を後にした。
振り分け戦の開幕投手に指名されたミヤコ投手
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