「チームフェニックス6-2巨人」
「チームフェニックス4-5巨人」(23日、アイビー)
昨年12月から3か月にも及んだ宮崎合同キャンプもまもなく打ち上げとなる23日、キャンプの総仕上げとして第2回フェニックスマッチがアイビースタジアムにて開催された。
当マッチは東京読売ジャイアンツの選手を招待して2試合が行われ、キャンプ参加者は『チームフェニックス』を結成し18選手のうちこの日は15選手が出場した。
1試合目の先発は松実宥投手(清澄)。松実宥は2回に一死3塁のピンチを迎えると、伊藤海斗外野手に犠飛を許し先制されてしまう。さらに3回には先頭の松井義弥内野手に低めのシンカーを右翼席まで運ばれ2失点を喫した。それでもその後はピンチでも粘り強く投げ、6回8安打2失点と結果を出した。
打線は5回、巨人2番手・戸田懐生投手から一死満塁の好機を作ると真島百由捕手(百合ヶ丘)の適時二塁打で同点に追いつき、穂波氷雨外野手(レヴュスタ)の適時二塁打で4-2と勝ち越しに成功した。7回には宇喜多茜外野手(ハチナイ)の二塁打などで一死1、3塁の好機を巨人3番手・大竹寛投手から作ると、上重漫内野手(清澄)が投手強襲の適時内野安打を放つと、初瀬麻里安内野手にも適時二塁打が飛び出し6-2と大きく突き放した。
松実宥の後を継いだ2番手・園城寺怜投手(清澄)は7回に一死2塁のピンチをつくったものの後続を打ち取り、結局試合終了までの3イニングを1安打無失点で投げ抜いた。
2試合目は先発での調整を進める恵比寿つかさ投手(レヴュスタ)が登板したが、初回に2本の適時打、3回にはウレーニャ内野手の2ランを浴び3回までで4点を失ったがその後は何とか立ち直り6回9安打4失点で降板した。
打線は3回、川島乃枝外野手(新越谷)の安打を皮切りに宇喜多、ホシノ内野手の連打で無死満塁のチャンスを作ると、上重の内野ゴロと穂波の適時打で2点を返した。4回には二死2塁から宇喜多がこの日通算6安打目となる適時二塁打を放ち、3-4と1点差に詰め寄った。
7回は連投の2番手・園城寺が巨人打線を三者凡退に抑えるとその裏、フェニックス打線は二死1、3塁の好機を作る。この場面で打席に立った川島の打球は中山礼都遊撃手へのゴロとなるも中山の送球が逸れ、その間に三走・後藤モヨ子外野手が生還。ついに同点に追いついた。
しかし9回表、無死1塁からの山瀬慎之助のバントを処理しようとしたホシノ三塁手が悪送球。その間に一走・八百板卓丸外野手が生還して再び勝ち越しを許した。
追いつきたい打線はその裏、後藤と夢大路栞内野手の安打で一死2、3塁と長打で逆転サヨナラの好機を迎えたが、後続が打ち取られ試合終了となった。
宮崎キャンプは今週末で打ち上げとなり、選手たちはそれぞれの球団のもとに帰っていく。このキャンプで学んだこと、身につけたことを活かして第2節以降活躍することを期待したい。
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