「チームフェニックス2-3巨人」
「チームフェニックス4-9巨人」(9日、アイビー)
宮崎合同キャンプが始まって1ヶ月が経過した9日、参加者の練習の成果と今後の課題を明らかにするフェニックスマッチがアイビースタジアムにて開催された。
当マッチは東京読売ジャイアンツの選手を招待し2試合が行われ、キャンプ参加者は『チームフェニックス』を結成し18選手のうち17選手が出場した。
1試合目は柳小春投手(レヴュスタ)が先発したが初回、一死2塁から石川慎吾外野手にバックスクリーンへの2ランを許すと、続くウレーニャ内野手にもソロを浴び3点を失った。その後は立ち直って5回8安打3失点の内容で降板した。
打線は巨人先発・桜井俊貴投手のドロップカーブに苦しみ、4回まで無得点に終わった。しかし5回、夢大路栞内野手(レヴュスタ)と初瀬麻里安内野手(ハチナイ)の安打で一死1、2塁の好機を作って桜井を降板させる(球数制限のため)と、続く真島百由捕手(百合ヶ丘)が2番手・山崎伊織投手から安打を放ち満塁に。しかし続く上重漫内野手(清澄)の犠飛で1点を返すものの後続は続かなかった。7回には安打と犠打で一死2塁の好機を作り真島が3安打目となる適時打を放って2-3とするも反撃はここまでだった。
6回以降の継投は松実宥投手(清澄、2回)ー園城寺怜投手(清澄、1回)ー園みどり子投手(大洗女子、1回)で、全員無失点だった。特に松実宥は巨人相手に4つの三振を奪っており、大きなアピールとなった。
2試合目は久保田依子投手(新越谷)が先発。 4者連続三振を奪うなど4.2回3安打7奪三振無失点とアピールに成功した。その後は園城寺と園が連投し、7回まで巨人打線をゼロに抑えた。
打線は3回、川島乃枝外野手(新越谷)からの3連打で満塁とすると、真島と上重の連続適時打、後藤モヨ子外野手の犠飛で一挙4点を先制し、この回で巨人先発・横川凱投手を降板させた。しかしその後は継投陣の前に最後まで追加点を奪えなかった。
無失点継投が続いていた投手陣だったが8回、3イニングス目となった園が二死1、2塁のピンチを招くと、八百板卓丸外野手の適時打と喜多隆介捕手の3ランで同点に追いつかれた。9回に登板した恵比寿つかさ投手(レヴュスタ)は安打と野選で招いた無死1、3塁のピンチを火消しできず、2本の適時打や2ランなどで5失点とアピールできなかった。
この2試合で大きくアピールできた選手もいれば、逆に課題が浮き彫りになった選手もいた。長い合同キャンプは日程をあと2ヶ月残しており、本隊合流の頃には各選手がレベルアップを果たして戻って来てくれることを期待したい。
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