ハチナイは19日の百合ヶ丘戦(東京ドーム)に臨み、1-3で敗戦し野球少女リーグシーズン1の優勝の可能性が消滅した。先発投手・永井加奈子投手が2回表に百合ヶ丘・安藤鶴沙選手に1号ホームランを浴び1点を先制されると、3回裏に本庄千景外野手に待望の1号ホームランで同点に追いつく。しかし、投手戦となったこの一戦は8回表4番手投手の近藤咲投手が百合ヶ丘・二川二水選手に致命的な2号2ランホームランを浴び、1-3とリードを許してしまう。このビハインドを打線は跳ね返すことはできなかった。
試合後掛橋桃子監督はタイトルがかかっている選手もいますし、まだシーズンも終わっていませんから来季に向けてというところでもモチベーションを保って最終戦まで戦い抜いてほしいと思います」と落胆していた。残り6試合を残してのV逸にナインの雰囲気は重かった。まさか百合ヶ丘にここまで歯が立たないとは…。8回対戦したったの1勝。V逸の原因ははっきりしている。ここ一番の打撃を百合ヶ丘ができ、ハチナイができなかったことである。この試合で出た安打は5本。百合ヶ丘投手陣を打ち崩すことができなかった。
それでもまだ6試合ある。東雲龍選手の2冠(本塁打9本は首位、打点19は2位)、永井、柊琴葉投手、直江太結投手は最多勝、塚原雫投手には最多セーブのタイトルの可能性がある。多くのタイトルを獲得することはチームにとっては来期に向けて明るい材料となるだろう。残り6試合は単なる消化試合ではない。来季に向けての6試合である。そのことを心に銘じて戦い続けてほしい。
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