ハチナイは8日の清澄戦(バンテリンドームナゴヤ)に臨み、3-0で勝利を収め1戦を残しブルームリーグ残留を決めた。先発投手の直江太結投手は9回を一人で投げ切り清澄打線を5安打に抑えての完封勝利を挙げた。7回終了時までは両軍無得点の展開であったが、8回表に有原翼内野手がこの試合4安打目となるヒットを清澄2番手投手のエイスリン投手からセンター前に放つと、続く東雲龍外野手が初球を完ぺきに捉え、バックスクリーンに飛び込む推定飛距離148mの大ホームランで2点を先制する。さらに9回表には清澄3番手投手の鷺森灼投手から代打・野崎夕姫内野手の二塁打を皮切りに1死3塁のチャンスを作ると、4打席無安打であった新田美奈子内野手がセンター前に運び3点目を奪い勝負を決めた。
前戦では苦手百合ヶ丘に敗戦して臨んだ一戦ではあったが、ブルームリーグ残留を決めるとともに借金を1に減らし、優勝争いに踏みとどまった。掛橋桃子監督は試合後のインタビューで「投げては完封、打っては大アーチ。爽やかな勝利でしたね」とご満悦であったが、次戦の美城戦(15日)に向けて思わぬ動きが。なんと、先発投手として逢坂ここ投手を起用するのではないかという噂が広まっているのだ。逢坂はブルームリーグでは主に中継ぎ投手として5試合に登板しているが、9回1/3を投げ8失点の防御率7.71、2敗1ホールドと精彩を欠いている。それだけに中継ぎ登板が危惧されている中での先発起用に周囲はざわついているのだ。
美城戦と言えば第2節では天草琴音投手、第3節では柊琴葉投手と先発投手としては実績がない投手を起用してともに勝利を収めている。ハチナイ・美城・百合ヶ丘の3チームで3竦み状態ができているが、果たして先発逢坂が実現するのか。そして美城に勝利するのか注目である。
初代王者に向けて驚きの展開が待っているのか。次戦の美城戦は注目である。
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