ハチナイは19日の百合ヶ丘戦（東京ドーム）に臨む。百合ヶ丘は前戦（11日・横浜）の首位攻防戦で26安打17得点と圧勝し優勝マジック5を点灯させている。ハチナイは百合ヶ丘戦に敗れると6試合を残してのV逸が決まる。V逸を阻止すべく永井加奈子投手が対百合ヶ丘3回目の先発登板に臨む。
ハチナイは対百合ヶ丘1勝6敗と最も苦戦を強いられており、第7節（8月21日・甲子園）でサヨナラ勝利を収めるまで6連敗を喫していた。永井も苦戦を強いられており、対百合ヶ丘は2試合で先発出場しているが、試合は作れているものの10回を投げ5失点で2敗と他のカードと比べても投球内容が悪い。しかし、そんな逆風の中で勝利を収めれば3勝目を挙げることができ、ブルームリーグでの最多勝を獲得できる可能性が高くなる。
ハチナイの掛橋桃子監督は18日に行われた東京ドームでのチームの全体練習後、「優勝は厳しい状況ですが、永井さんには気負わずに投げてもらいたいです」とコメントを残している。
打線は前戦の新越谷戦（11日・ベルーナ）でタイブレークの末、新越谷の守護神・川原光投手、セットアッパーの朝倉智景投手を攻略するなど8得点を奪い逆転勝利を収めている。美城戦（4日・京セラ大阪）では試合には敗れたものの有原翼内野手が美城の守護神・城ケ崎美嘉投手から逆転2ランホームランを放ち、8月21日の百合ヶ丘戦では百合ヶ丘の守護神・ミリアム投手から2本のホームランを放ち逆転サヨナラ勝ちを収めたという具合に守護神を攻略している。それだけに百合ヶ丘に勝利できる可能性は十分にある。
初代王者の可能性は消えかかっているが、百合ヶ丘の優勝マジックのカウントダウン阻止にナインは燃えている。ぜひ勝利を収めブルームリーグを最後まで盛り上げてほしい。
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