ハチナイは10日の美城戦(京セラドーム大阪)に臨む。第5節は全敗とブルームリーグを通じて初の屈辱を味わい、首位百合ヶ丘とは勝ち点差12、2位美城とは勝ち点差9と極めて厳しい状況に置かれている。初代王者になるためには残り5節、15試合での逆転が必要だが、第5節は9得点20失点と攻守ともに弱さが露出してしまっている。
そんな厳しい状況を打破するきっかけになるだろう出来事があった。6月19、25日に行われた革命戦である。特に25日の革命戦第2戦で先発出場した永井加奈子投手が「ボールがいつものと違う気が…気のせいなのかな…」と違和感をおぼえたという。永井は登板した1、2回ともに2死1,2塁のピンチを招くも無失点に抑えていた。しかし、フルカウントにするなどボールが先行する場面があった。実際革命戦にせよ、7月2日に行わた入れ替え戦にせよ軒並みボールが先行する場面が散見され、球数がかさんでいた。このことからハチナイナインは今後打者優位になっていくのではという認識になったようだ。
ブルームリーグは過去5節投手優位の試合が多かったことから、もしハチナイナインの認識通り打者優位に変わることがあれば今までの戦いぶりとは大きく変わり、長打力に強みがあるハチナイにチャンスが来ると思われる。
そこで美城戦に登板が予定されてる永井の役割は非常に大きい。ブルームリーグ開幕戦での美城戦では7回無失点と申し分ない成績を収めたが、美城打線はチーム打率.339と非常に好調であり、第5節では5-0からよもやの逆転負けを喫してる。ましてや初の敵地京セラドーム大阪での試合ということで不安材料が尽きない。それだけに暗雲立ち込める一戦となるが、勝利すれば一気に逆転優勝への道が開かれる。
初代王者に向けて反撃の一勝を挙げられるか。第6節から一気にブーストをかけたところである。
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