「ハチナイ3-1清澄高校」(19日、バンテリンドーム) ハチナイは19日、敵地バンテリンドームでの清澄高校との一戦に勝利し、振り分け戦の勝敗を１勝１敗とした。
しかし、試合後のナインの表情は青息吐息であった。掛橋桃子監督は、「疲れましたね…勝てたのでよかったですが…」と疲労の色を隠せなかった。
試合は２回表、先頭打者の東雲龍外野手が清澄高校の先発・愛宕洋榎投手のインコースのストレートを強振。打球はバックスクリーンに衝突するかという超特大ホームランで先制する。
さらに、４回表には２アウト２塁からこの試合指名打者に入った椎名ゆかり捕手のセンターへの２塁打で２点目を、５回表には２アウト１，３塁から有原翼内野手のレフト前ヒットで３点目を奪取した。
一方、先発は永井加奈子投手。ムービングファストボールを中心に８回途中まで奪三振６、マウンドを降りるまでは無失点（その後残したランナーが生還したため自責点１）の好投で後続に託した。永井は「先発の役目を果たせてよかったですが、咲ちゃんに迷惑をかけてしまいました。次は回の終わりまで投げ切りたいです。おなかすいたな…」とこの後の夜食に思いをはせていた。
その後、清澄高校の懸命の反撃を近藤咲投手、塚原雫投手とつないで凌ぎ切り勝利した。
オープン戦の戦績を見る限り、グループAの中ではブルームリーグ行き大本命とされていたが、開幕戦を落とし２戦目も接戦であった。目立つのは得点圏打率の低さである。この試合では得点圏に走者がいるときの成績が１１打数２安打（．１８２）であった。掛橋監督は「点が取れないとこういった接戦になってしまいます。みなさんにプレッシャーがかかっていると思いますが頑張ってほしいです」と奮起を促した。
次の試合はアウェーでのバンドリ戦。バンドリはレビュスタに圧勝しているだけに打線の奮起に期待したい。
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