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【ハチナイ】東雲復活の2発5打点!ド派手な猛攻で対美城勝ち越し決定!

◆第9節「ハチナイ6-4美城BS」(2日、京セラ大阪)


 先月の有原に続き、不振の主砲が大阪で復活した。ハチナイは2日、敵地での美城戦に6-4で逆転勝ちを収め、対美城戦勝ち越しを決めた。長らく2ケタ本塁打の壁を越えられなかった主砲・東雲龍内野手が2本塁打を含む3安打5打点の活躍を見せ勝利に貢献。打点Q争いでも再びトップに返り咲き二冠Qも視野に入った。


 先発した倉敷舞子投手は初回、2回に1点ずつ失う立ち上がりだったが、3回以降はカーブが低めに決まるようになり6回まで無失点に抑える好投を見せた。倉敷は6度目の登板で初のQSを達成した。


 打線は2点ビハインドの3回、野崎夕姫外野手と新田美奈子内野手の安打で二死2、3塁の好機を作ると、東雲が適時二塁打を放ち同点に追いついた。さらに6回には美城先発・鷹富士茄子投手から東雲が10号ソロを放ち3-2とリードを奪った。第6節第3日(百合ヶ丘戦)第1打席以来33打席ぶりとなる一発でついに2ケタ本塁打を達成し、打点も首位・五十嵐響子内野手に並んだ。


 しかし7回、倉敷の後を受けた2番手・九十九伽奈投手が一死から4連打を浴び同点とされると、3番手・秋乃小麦投手も犠飛を許し再び1点のビハインドとなった。


 それでも8回、先頭の新田が出塁すると、一死1塁から東雲が美城3番手・双葉杏投手の変化球を豪快に振り抜き、右翼席上段に突き刺さる2打席連発の11号2ランを放ち逆転に成功した。これと同時に打点Q争いでも単独首位に立った。その後二死から代打・初瀬麻里安内野手も適時二塁打を放ち、2点のリードを奪った。


 その後、勝利の方程式の近藤咲投手と塚原雫投手がともに1安打無失点で美城の反撃を食い止め試合を締めた。


 掛橋桃子監督は試合後、東雲の2発5打点について「この数試合だいぶ歯痒い思いをしていたと思うので、これを機にもう一度ブーストかけてもらいたいですね。まずは2ケタ本塁打達成おめでとうございます」と大台達成を祝しつつもさらなる躍進を求めた。


 これでハチナイは対美城戦6勝目を挙げ、今季のカード勝ち越しを決めた。優勝やシーズン勝ち越しは既になくなっているものの、シーズン2位終了の可能性はわずかながら残された。

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