ウィードリーグは12日、今季最終戦となる2試合が行われた。
第1試合
新越谷5-8バンドリ(山ノ手)
勝:丸山彩(1勝1敗)
敗:小笠原晶子(1敗)
本:中村希(新)(1号)、山吹沙綾(バ)(3号)、大村白菊(新)(4号)
新越谷はウィード2試合目の先発となる小笠原晶子投手、バンドリは第4節以来の登板となる丸山彩投手投手が先発した。
4回までは両先発とも安定した投球を見せ0-0の状態が続いた。
しかし5回、バンドリが宇田川あこ内野手の安打から一死満塁の好機を作ると、氷川紗夜捕手の適時打で2点を先制しなおも一死満塁として小笠原を降板させた。さらに2番手・朝倉智景投手から北沢はぐみ外野手が犠飛を放つと奥沢美咲、山吹沙綾両外野手が連続で適時二塁打を放ち3点を追加した。続く宇田川あこが遊飛に終わったもののこの回バンドリは打者10人の猛攻で一挙6点を先制した。
新越谷もすぐさま反撃に出る。その裏、一死から初出場の川島乃枝外野手が二塁打を放つと菊坂胡蝶外野手、宗谷雪内野手がこちらも連続で適時二塁打を放ち丸山彩から2点を奪った。さらに6回にも石垣環内野手の二塁打で好機を作ると、代打・中村希内野手がバンドリ2番手・マスキング投手からバックスクリーン左への1号2ランを放ち2点差に迫った。
それでもバンドリは8回、無死2塁から山吹が豪快な3号2ランを放ち2点を加えるとその裏からは4番手・花園たえ投手が回またぎの9回に大村白菊外野手にソロを浴びたものの2回1失点に抑え最終戦を白星で締めた。
これでバンドリは勝ち点42でウィード首位(年間6位)、新越谷は勝ち点30でウィード最下位(年間5位)で今季を終えた。
第2試合
大洗女子5-3レヴュスタ(山ノ手)
勝:ナカジマ(2勝)
敗:胡蝶静羽(1敗)
S:丸山紗希(1勝1敗10S)
本:杉山清美(大)(2号)
敗れた方が年間最下位になる“裏天王山”となったこの試合、大洗女子はナカジマ(中嶋麗羅)投手が初先発、レヴュスタは西條クロディーヌ投手が先発した。
先制はレヴュスタ。3回、一死2塁から野々宮ララフィン外野手の適時三塁打で1点を先制した。
追う大洗は4回に無死1、3塁から山郷あゆみ内野手の犠飛で同点に追いつくと、5回には二死3塁から河西忍内野手の適時打で勝ち越しに成功した。
勝ち投手の権利をもらったナカジマは6回、二死2塁のピンチを背負うと神楽ひかり投手(指名打者として出場)に適時二塁打を浴びて追いつかれ、続く露崎まひるにも適時打を浴び逆転を許した。
それでも大洗打線はその裏、敵失で山郷が出塁すると二死1、2塁となり、打率1割台と苦しんだ杉山清美外野手がレヴュスタ2番手・胡蝶静羽投手から2号逆転3ランを放ち5-3と逆転に成功した。これによりナカジマに再び勝ち投手の権利が回ってきた。
その後は両継投陣が無失点に抑え、最後は大洗守護神・丸山紗希投手がウィード最多を更新する10セーブを挙げた。
これにより大洗が年間7位、レヴュスタが年間最下位となって今季は終了となった。
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