【16日ベルーナ 新越谷2-1FE】秋田ファイアーエムブレムズ(以下FE)は16日に行われた、ワイルドカード決定戦第3試合の新越谷ブロッサムズ(以下新越谷)との一戦を1-2で落とし、美唄ソレイユフューチャーズを含めた3チームが1勝1敗で終わったが、得失点差で上回ったFEが1位となり、悲願のチャンピオントーナメント進出を決めた。
FEナインに笑顔はなかった。新越谷の先発投手の工藤夏雲投手にヒットを浴びせてもあと一本が出なかった。内野フライや併殺打で何度もチャンスを逃した。打線が得点を取れずにいると、FEの先発投手のエイリーク投手は3回に1点を失った。さらに4回から登板したセルジュ投手が4回に2死から1点を失った。4点差以上で敗れてしまうと敗退となるだけに苦しい展開となったが、その後は6回途中から久海菜々美投手、8回はミレディ投手に継投し、何とか追加点を許さず2点差で8回を終えたことで決勝トーナメント進出を決定的なものにした。9回はティアモ外野手にソロホームランが出たが、1点差及ばず敗戦となった。
試合後マルス監督は「チャンピオントーナメント進出とはなったが、このような試合を取れなければ敗退することになる。土曜日の試合までにはどのように得点を取るかを課題にして練習をしたい」と険しい表情を浮かべた。
決勝トーナメント1回戦の相手はステラリーグ1位の北海道シティホース(以下北海道)となった。交流戦ではホームゲームで1点リードを奪いながら9回に追いつかれ引き分けた相手である。チャンピオントーナメントは9回引き分け制から延長戦、タイブレーク制度が採用されることで戦い方が変わることになる。ただ、チャンピオントーナメントで3連勝をすれば悲願の優勝を勝ち得ることができる。ブルームリーグ3位からの下克上――――FEの挑戦が始まる。
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